思考の掃き溜め

主にシャニマスについて感じたこと思ったこと書いていこうと思ってます。グレフェスの話題多め?

流行編成は如何にして流行なり得るか?③

これらの一連の記事を書き始めた当初の予定では1記事に収まるはずだったんです。環境について考え事って楽しいですよね。グレフェスの醍醐味だと思います。仕方ないよ。
さてさてこんな所で文字数を使っていると、また分割の危機がやってきてしまいそうなので早速進めていきましょう!

 

  • 高速環境 II期

どうやら運営の方針は、ひとつの環境を終わらせるために従来の環境を喰らう超火力を投入する感じらしいです。インフレが止まらない。I期の頃からヤバそうなカードは続々投入されていました。しかしどれも絶妙に使いづらく、使ってる人はマイノリティである時期が続きます。こちらがヤバそうなカードたち。
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限まみみ(げみみと呼ばれることが多いです)はほぼデメリットなし*1で一致5.24倍を叩き出すExcellentアピール*2、限峰は条件こそ厳しいものの最大で全体Da6.6倍アピール*3*4をぶちかます最凶最悪の倍率を誇ります。思い出アピールも最大Da6倍追撃*5の凶悪仕様。こんな性能をしておきながら出た当初はポテンシャルを活かす方法が無く、単なるロマンの塊でしかありませんでした。

何だかんだ残念性能と言われ続けたヤバそうなカードたちに覚醒の日がやってきました。更なるやばいカードと共に実装されたソレで、再びDaが覇権を握ることとなります。見ていきましょう。
【きまぐれのめぐみ】田中 摩美々
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後に芋と呼ばれるこのカードが誕生しました。誰がどう見ても限峰専用カードです。これまでの現峰は低メンタル・低注目度の両立が非常に難しく、そのポテンシャルを活かすことができませんでした。そんな過去を鼻で笑うようなこの1枚。もう意味がわかりません。もちろん限峰を運用する上では必須です*6。これだけでも十分ヤバいのに、なぜかもっとヤバいパッシブも持ってます。キャラが濃い。濃すぎる。気になるその性能は…… Da100%アップ/注目度20%ダウン(発動条件:メンタル49%以下) です。一生意味がわかりませんね。ユニークスキル撃ってるだけでお手軽に発動*7できちゃいます。また、それまでの高倍率パッシブはどれも限峰と相性が悪かったため尚のこと芋需要が高まる結果となりました。サポートスキルも大変優秀なのですが、今回は育成記事ではないので割愛します。げみみはって?知らない子ですね……

さてさて、これで環境は限峰1色と言いたいところなのですが…… 更なるヤバいカードの紹介がまだ終わってません……
【かきまぜたら*ミルク】園田 智代子
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圧倒的なイラアドに目が引かれがちですが、その性能は圧倒的とかそういうレベルを超えています。クレイジーって言った方が正しいかもしれません。最大6倍の高倍率Daアピ/Da86%バフに、追撃Da最大6倍の思い出リンク*8。極めつけにはDa80%アップ/メンタルダメージ100%アップの高倍率パッシブも付いてきます。

限峰も限ちょこももちろん狙いはフェスマスター。遅延カードを使い、Link溜まるまではお祈り。5T目に圧倒的な思い出パワーで全てを消し飛ばす戦法は共通です。ではこの2人の違いは何なのか?

思い出だけ見れば追撃の最大倍率は限峰と同じ性能ですね。しかし限ちょこの方がぼく的にはフェスマ取りやすいんじゃないかなーって感じです。その理由がこちら。

  1. 限ちょこは夜夜中をユニット全員に積める
  2. 遅延/整地カードがワンダー*9

ワンダーはとにかく強力です。的確にぶつけられれば確実に望まない場所の満足値の上昇を抑えることができます。すなわち、ぶらりでは不可能だった整地と遅延を同時に行えるわけです。
限峰ではどうでしょうか? ユニットの制約で芋(パッシブ)を4枚までしか積めず、注目度の関係で遅延カードはぶらりに限られます。ぶらりがほぼ意味を成さなくなったこの高速環境で、4T分遅延+芋によるメンタル操作/整地はさすがに厳しいものがあります。
とはいえ、限峰はライブスキルに強力な全体アピを持っているためPLムーブにシフトしやすく、超ハイスコア以外の選択肢が用意されています。対して限ちょこは全てを思い出に託しているため、思い出を打ちたいタイミング(5T目であることがほとんど)に夜夜中が複数枚鳴かなければダメ、メンタルのコントロールが難しい、全体アピ札を持ってないためPLを狙いにくいといった欠点があります。超ハイスコアか残留点未満か、そんな両極端なリザルトになりがちです。この実装後にも色々と有力なDaカードは出現しましたが、大きな環境変化はなかったため省きます。

さて、これらの度重なるDa強化により、ついに環境にはDaが凸になる時代が訪れました。残留点もじわじわと伸び続け、150k弱くらいとなりました。いよいよ3属性の強者がそろい踏み。3属性みんな強い。そんな環境になりませんでした。運営によるDa強化はまだまだ続きます。
【ないしょのスイーツ】大崎 甘奈  (画像なし)
はい来ました。サマーハニー千雪のDaバージョンです。ついにアルスト爆撃がDaにまで及ぶ世界になりました。それは望んでいなかった。もう十分強さは証明済みなのですが、Daであるということがその強さを引き上げることになります。その原因とはズバリ
【好きな物はなんですか?】大崎 甜花
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3人ユニットであるにも関わらず唯一与えられている全体最大Da3.5倍アピール。しかも全ユニット10%回復のおまけ付き。この回復で限ちょこと限峰はかなり苦労しています*10。全体アピを持っているということは、すなわちPLが狙いやすいということ*11。これらによりアルストはDa環境にも本格参入。たとえPLが達成できなくても、3人ユニットの強みであるリンク加点が彼女達の完全掌握スコアを押し上げます。

これが最後になります。最後にして最悪。やりやがりましたシャニ運営。
【深染め、いろみぐさ】櫻木 真乃  (画像なし)
このカードはめちゃくちゃです。頭から足まで意味がわかりません。1周目イルミネの完全上位互換。お決まりの2色(VoDa3倍)アピールにバフ(Vi50%アップ)がついてきます。さらにリンクで3色30%アップが乗ります。いずれも効果時間は3T。最高に楽しそうですね。加えて思い出アピールはVoDa1.5倍+LinkVoDa1.5倍の最大VoDa3倍追撃。3人ユニットとしては信じられないほどの高倍率です。というか5人ユニットの性能レベルですよこれ。さらにさらにスキルパネルが特別仕様。ユニーク4凸ライブスキルが3段目、上限解放最大値はVoDaともに250。金バフ(VoDa60%アップ、発動条件:Viアップ)は2段目にあり、雑魚パッシブは存在しない。至れり尽くせりです。なんだこれは。まだ止まりません。これと同時に駅花の系譜最後の限定sSSR
【星掬い藍仰ぐ】風野 灯織
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が登場しました。あからさま過ぎます。ここまで用意されて弱いわけがありません。
①でも書きましたがイルミネは相互に助け合うユニットです。リンクアピールでモリモリバフが乗っていきます。加えて3人ユニットでVoDaという属性も追い風となります。限樹や限峰、限甜などといった高倍率全体アピールを無理なく搭載できるのです*12。もっと言えば、ぶらりやワンダーと言った遅延札も一致属性として積むことができます。PL/フェスマを圧倒的に見やすく、その切り替えも柔軟に対応できる。極めつけにリンク加点が出しやすい。はい環境トップの完成です。おめでとうございます。ぼくのかんがえたさいきょうユニット。書いている現在(2019/11/11~11/20シーズン最終日の0時時点)でTop10のうち4人が限真乃です。それはそうって感じですね。

アクアリウムなーCeのアルスト編成も忘れてはいけません。ぼくは未だにその仕組みがよく分かってないのですが、毎回ランキング上位に顔を出しています。それではなぜこの環境が高速環境 II期と名付けたかネタばらしをしようと思います。Daが覇権を握ったのも大きいのですが、一番の理由は限樹、限夏放クラ編成がほぼ全滅したこと*13ほぼなので完璧に全滅した訳では無いのですが、限樹Ce、限夏Ce、シーショアCe編成はTop100では圧倒的マイノリティへとなったのです*14。ついに彼女たちの火力が通用しない世界になってしまいました。限樹は得意属性がVoであるためまだ戦えそうですが*15、限夏に関してはほぼ無理なんじゃないかと思います。同時進行するVoDaの超火力に勝つのはかなり厳しいのではないでしょうか。

 

とまあ色々と環境と流行編成について長々と書いてきました。自分の中で決めている3000字を軽くオーバーし、ただいま4300字程度となっています。書きたいことが多すぎる。最後になりますが、これを読んで「環境について分かった気がする!」など思ってくれると嬉しいです。環境が分かれば戦い方が見えてくる。環境を知った上で真似もよし。自分オリジナルを組んでみるのもよし。前よりも一歩前進した視点でグレフェスを楽しんでみてください!ちなみに、今後の残留ボーダーは151~153k付近になるのではないかと踏んでいます。完全掌握にリンク加点が数回*16か、といった感じでしょうか。間違いないのはPLです。

まとまりが悪いですが、これにて退散しようと思います。拙い文章でしたが読んでくださりありがとうございました!

それでは!

次の記事はこちら
scamenbo.hatenablog.com

 

*1:放クラが多いため注目度アップは気にならない

*2:どの審査員にアピールしても必ず一致属性の値を参照してアピールする仕様。Da審査員にはDaの値、Vi審査員にはViの値を参照します

*3:背水アピールの最大条件はメンタル0。すなわち最大値は理論値でしかなく実現不可能

*4:注目度が低いほど効果アップ:最大条件が-50%以下、最低条件は+50%以上。±0%では最大値の0.6倍=1.96倍

*5:無条件2倍+Link4倍。Linkの方のみ注目度が低いほど効果アップ

*6:ぼくは限峰を使うためにこのガシャに15万弱注ぎ込みました(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑) 620連自引き1枚という素晴らしい戦績を残しています

*7:計算の仕組みから、小数点が切り捨てられるため芋2回撃っても49%以下はなりません

*8:2.5倍+Link3.5倍。どちらも注目度が高いほど効果アップ

*9:前にも話しましたが、なぜか夜夜中ワンダーラストのDa100%アップ/注目度100%アップパッシブは夜夜中、ユニークアピールのDa2倍/興味70%ダウンはワンダーと呼ぶ癖があります

*10:ハッキリ言ってグレフェスにいるアルストは大嫌いです。爆撃で盤面は壊され、全体回復で無限に芋バフが鳴かないって経験を散々してきました。アルストロメリアというユニットは好きですよ?

*11:とはいえこれは渾身アピールであるため、実際に運用してみると意外と安定感がなかったりします

*12:とは言ったものの、編成を見てみると思い出加速ができる1周目凛世、3色バフが積める1周目ちょこを積んでる編成が多数派ですね

*13:あくまで放クラ編成が追いやられただけで限夏を生かした編成は残っています

*14:11/11~11/20シーズンではTop100に限樹2, 限夏1, シーショア1となっています

*15:限樹は傾向的にフェスマが狙いが多かったのですが、現環境ではPLが精一杯な気がします

*16:ここで言う数回は、言うなればseveralであり、a fewではないです