思考の掃き溜め

主にシャニマスについて感じたこと思ったこと書いていこうと思ってます。グレフェスの話題多め?

流行編成は如何にして流行なり得るか?⑤

この記事はグレ6~グレ7残留を目指している人向けに書かれた記事です。環境を読む力を持っている上級者にはただの駄文ですので注意してください。

 

この間の④の投稿から少し間が空いてしまいましたが元気です。意外と書くことないなって練ってました。練ってたら怒涛の新情報連打でもう慌ててました。ソワソワしてどうしようもないので書き始めた次第です。今回はちょっと長くなります。

それでは前回の続きといきましょう。
おさらいですが、今までの特殊ルールはフェスイベ時にあった審査員の興味値上昇(実装当時の興味値の1.5倍)のみでした。しかしシャニマス運営、ぼくたちがびっくりするサプライズを用意してくれるようになったのです。特殊ルール自体は前環境である『高速環境 II期』からスタートしていたので、そのあたりから見ていきます。まず手始めに紹介するのはこちら。

  • 影響力3倍&口撃対象1人ルール

すべての元凶とも言える初めての特殊ルールです。改めて書くまでもないですが、このルールでは審査員の影響力が3倍になり、口撃対象が従来の3人→1人に絞られます。3人分の口撃を一人に集中させているイメージですかね。ぼくは勝手にレーザービームって呼んでます。やったことある人ならわかると思うのですが、まさに口撃がレーザービームみたいに見えます。
さてこのレーザービームルールですが、2019/10/21-31シーズン、および2020/1/20-31シーズンで行われています。もちろん審査員の興味値は1,485,000(当時の通常ルールでの興味値は1,089,000)です。
1回目のこのルールではまだ環境は『高速環境 II期』。すなわち強力な多色ユニットは存在せず、1極ユニットであるNE*1や限智代子*2、限夏*3、サマーハニー*4を獲得したアクアリウム*5が覇権争いをしていた時代です。限夏や限智代子が勝手に注目を集めてくれることで、自身でメンタルをコントロールできるNEやアクアリウムが大躍進。流行がViVoDaであることや当時では過剰だった興味値も相まって完全掌握2がっちり&リンク(150-153k)程度だった残留ボーダーがPLに乗りました
続く2回目では、すでに環境は『多色環境』へと切り替わっていました。連打される羽真乃の思い出によりかつて過剰だった1,485,000程度の興味値なんて一瞬で消し飛んでいきます。しかしレーザービームの特性上、メン死が起きやすいため必然的にチャンス増えます。メンタルコントロールが難しいのは間違いないのですが、ライバルのメン死により長期化されることで175k-180k弱をさまよっていた残留ボーダーは185k弱に到達。結果、どちらのシーズンも今までのボーダーを大幅に上回る値を記録しました

さて、次の特殊ルールです。

  • 興味値3倍(当時)&行動順変化&アイドル応援ルール

このルールが開催されたのは2019/12/13-26シーズンただ1回です。環境としてはすでに『多色環境』へと到達しています。記憶が曖昧なのですが、確か審査員はGoodよりも先制で行動&ステータス効果バフ&興味値3,267,000(当時の通常ルールでの興味値(1,089,000)の3倍)だった気がします。興味値は確実な情報です。バフの上昇量は覚えていません。すみません。
さてこのルールなのですが、言っちゃ悪いですけどクソだるい。もう尋常ならざるだるさです。12Tとかいきました。当時のスクショが残っているので見てみてください。
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5人ユニットでこれですよ。リンク8回って最高に意味分かんないです。気になる残留ボーダーですが、おおよそ176k程度。このころは多色環境に切り替わってまもなくの頃。ぶらり時代でもそうだったのですが、環境が切り替わった直後ってなぜかボーダーが高い傾向にあります。みんなやる気があるんですかね? とにかく、この前期はボーダー186k*6を記録しており、この次期では185k*7を記録していることを考えると誤差でもなんでもなく、確実に落ちました。圧倒的な必要興味値の上昇による難易度の上昇もあるとは思うのですが、だるいのが一番の問題な気がします。二度とやらんでくれ。

続いてはこちら。

  • 興味値微上昇&行動順変化&口撃すると興味DOWNルール

このルールは2020/1/1-10シーズンで開催されました。審査員はNormalより遅く、Badより早く行動し、口撃の度に興味DOWN10%[2ターン]を3つ*8自身に付与します。そして興味値は1,350,000。当時の通常ルールである1,089,000に比べると確かに増えてますが、一般的な特殊ルールであった1,485,000よりは低いです。興味DOWNを自分に撒くからですかね? そして地味に4の倍数ターンにある影響力2倍口撃が撤廃されています。一見するとさっきの興味値3倍ルールと似ているようですが、このルールでは体感「審査員が硬いな」といったくらいでまとまっており、非常に良いルールだったと思います。個人の感想です。
実際、残留ボーダーは156kと大暴落。本当に絶妙な硬さで、高い育成レベルの高火力編成であればぎりぎりフェスマが狙える程度、といった感じがしました。ほとんどの人はPLを狙いに行く動きだったと思われます。また、この期間中は新スキルの興味無視全体Vo3.5倍/興味20%DOWN[3ターン]を搭載した限霧*9ガシャが併設されており、当然ながら躍進。初登場ながらランキングに複数人いる結果となりました。
それでは最後となります。

  • 特定の審査員のみ興味値超上昇ルール

このルールは2020/1/31-2/12シーズン、および2020/2/29-3/10シーズンの2回開催されています。このルールでは4の倍数ターンの影響力2倍口撃撤廃&特定の審査員のみ興味値2,227,500(1,485,000の1.5倍)、それ以外の審査員は興味値1,485,000となる前代未聞でイレギュラー中のイレギュラー、グレフェスに新たな可能性をもたらした超革新的ルールです。褒めてます。ぼくはこのルール大好きです。ちなみにこのルール、フェスイベではありません。1回目と2回目で大きく特性が異なるので見てみましょう。
1回目では流行1位の審査員の興味値が2,227,500となりました。流行はDaViVoです。もう革命ですね。ただでさえ消し飛びやすいDa審査員の興味値が2,000k超えてるってお祭りですよ。今までは過剰なアピール値を持て余していたNE編成に追い風が吹きました。もはや突風です。風に乗ってどこまでも飛んでいけそうですね。逆に言えばDa1極以外の編成には突風の向かい風が吹き荒れました。もちろん羽真乃*10や初登場の限果穂*11は除きます。やつらはどうやったって強いです。インチキですね。話を戻しましょう。ぼくの記憶ではVo極編成、Vi極編成はほぼほぼ全滅といっていいほどいなくなりました。まあ当然といえば当然です。多色は当然暴れまわり、Da極は水を得た魚のごとく活き活きとしていますから残留ボーダーが下がることはありません(残留ボーダー:184k弱)。もっと言えばこのルールにより盤面は長期化。6T着地、7T着地がかなり現実的になったことでNEが真の力を解放できます。トップ10で戦うのは難しいものの、残留圏、さらには100位以内程度であれば存在感を大きく示しました。Da極にとって非常に有利であったため、Daアルストも数多く見られたのは言うまでもありませんね。
2回目では流行3位の審査員の興味値が2,227,500となりました。流行はDaVoViです。これは大波乱でしたね。結果から言えば残留ボーダーは175kと暴落。Vi審査員はただでさえ伸びにくいというのに、あまつさえ流行3位です。大半のプレイヤーがフェスマではなくPL狙いになりました。というのも、当時Viを殴れたのは限果穂、フィドル・ファドル*12、おせち樹里*13のみです。果穂はともかく、フィドル・ファドル(や、それの必須パーツであるクリ峰*14 )もおせち樹里も9月頃から始まるアンティーカ限定連打*15や年末年始限定連打の終盤に登場したアイドルです。つまりプレイヤーが心身、そしてお金がしんどくなってきたタイミングで実装されました。どう考えたって持ってる人は少数派です。そういうわけでランキングの顔ぶれにはほぼ変化なし。上位は羽真乃、限果穂、Daアルストが席巻し、フィドル・ファドルがいつもより少しだけ多かった程度でした。
このように流行と選定された審査員次第で大きくボーダーが変化するこのルール。今までにない戦略性や出せるユニットの多様性が求められるようになってきました。ぼくの主な活動拠点であるTwitterを見ていてもこのルールは概ね好評であったため、また開催される可能性が高い気がします。
さらにさらにこのルール、次期にも影響を与えます1回目ではDa極の残留が多く、グレ6からのDa極輸出が多かったと思います。つまり次期は環境にDa極があふれかえる世界が生まれました。当然対面にはDa極(特にDaアルスト)が溢れかえり、フェスマ難易度が非常に高いシーズンとなりました。結果残留ボーダーは179.5kと180kを割る事態に。フェスマを出せばほぼほぼ間違いなく182kを越えることを考えればその難易度が伝わると思います。2回目に関しては次期にほぼ影響はありませんでした。流行もViVoDaですしてっきりVi極が増えることでViが削れやすくなり、ボーダーが伸びると思ったのですけどね。案外そんなこともなく残留ボーダーは185kくらいに収まってました。実は審査員の興味値が1,089,000→1,485,000となる仕様変更があった*16ため、この値はまあ妥当なんじゃないかなと感じます。

 

とまあこのように今回は現環境『多色環境』を象徴する特殊ルールについて触れてきました。タイトル詐欺な気がしますがまあいいでしょう。シリーズ物ですからね。
さてここまで超気持ちよく書いてきましたが、この時点で4700字弱という超超大作になってしまいました。特大ボリュームです。反省しています。まあでもそれだけ読み応えのある、いい記事をかけたんじゃないかなとは自負しています。みんなめげずに読んでくれ。
こういうあとがきみたいなものに無駄な文字数を使ってしまう性分みたいです。ここを書く時間が一番楽しいまであります。そろそろ黙ります。次回の予定は未定ですが、また何かおもしろそうなことがあれば書いていこうかと思っています! 楽しみしてくださってる方、いらっしゃいましたらしばしお待ち下さいまし。

それでは!

 

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scamenbo.hatenablog.com

 

*1:3周目限定三峰、【NOT≠EQUAL】三峰 結華

*2:3周目限定智代子、【かきまぜたら*ミルク】園田 智代子

*3:3周目限定夏葉、【Ring a bell】有栖川 夏葉

*4:3周目限定千雪、【サマーハニー・シーズン】桑山 千雪

*5:2周目恒常甘奈、【ゆらゆらアクアリウム】大崎 甘奈

*6:2019/11/30-12/13シーズン

*7:2019/12/26-2020/1/1シーズン

*8:興味の計算は加算ではなく乗算で計算されるため、30%DOWNではなく(1-0.9^3)*100=27.1%の興味DOWNと同値になります

*9:4周目限定霧子、【鱗・鱗・謹・賀】幽谷 霧子

*10:4周目限定真乃、【深染め、いろみぐさ】櫻木 真乃

*11:4周目限定果穂、【エクストリーム・ブレイク!】小宮 果穂

*12:4周目限定摩美々、【フィドル・ファドル】田中摩美々

*13:4周目限定樹里、【誰が為シンパシー】西城 樹里

*14:限定sSSR三峰、【プレゼントなら両手いっぱい】三峰 結華

*15:「煽りとかじゃなくて本気でアンティーカPがかわいそう」と言われた伝説の3ヶ月です。毎月三峰か摩美々の限定カードが排出されていました

*16:この仕様変更は2020/2/12-20シーズンから適用、すなわちこの特殊ルール1回目の次期から1,485,000が恒常化されました