思考の掃き溜め

主にシャニマスについて感じたこと思ったこと書いていこうと思ってます。グレフェスの話題多め?

思い出アピールとかその計算方法とか

前回の記事投稿後、

scamenbo.hatenablog.com

リクエスト(?)があったので思い出アピールにも触れてみようと思います。前回から引き続き登場している用語は説明なしに進めていくので、分からないのがあったらそちらを参考にお願いします!

それでは早速本命の思い出アピール*1について。

(アピール値) = INT[INT[(基礎アピール値) * (アピール倍率)] * (一致補正) * (編成補正)] 

さて、新しく出てきたのは編成補正ですね。まずはこれを解説していきます。
編成補正はユニットランクの隣に書いてある×1.30とかいうアレです。表示上の倍率と実際の倍率は異なるので注意してください*2。その求め方なんですが、センター以外の思い出レベルによって決まります。アイドルひとりひとりの編成補正値をOmとすると、
(編成補正) = 1 + ∑(Om)
です*3。このときのOmの値は、Lv0 = Lv1 = 0, Lv2 = 0.02, Lv3 = 0.03, Lv4 = 0.05, Lv5 = 0.075です。つまり、全員思い出5ならば1 + 0.075 * 4 = 1.30となります。
続いて通常アピールと異なる点が2つ。基礎アピール値(正確には判定係数)、及びアピール倍率です。
判定係数はBad = 0.5, Good = 1.5*4です。
アピール倍率はもちろん思い出レベルによって異なります。そもそも思い出アピールは3色全体アピールと等価であるということも忘れてはいけませんね。
Lv0 = 0*5, Lv1 = 0.8, Lv2 = 1.0, Lv3 = 1.2, Lv4 = 1.4, Lv5 = 2.0
となります。
たまに「Ce以外の思い出レベルも上げるといい」なんてことを聞くかもしれませんが、これは編成補正に由来するものです。INT処理によって小数点以下が切り捨てられるので完全に一致するわけではないのですが、全員思い出5*6の場合、思い出本体のアピール倍率は2.0 * 1.30 = 2.6、すなわち全体3色2.6倍アピールとほぼ同じになります。流石に2.0倍と2.6倍の差は歴然ですね。

以上が思い出アピールについての解説です。そこで今流行の限真乃編成*7について質問があったので検証してみようと思います。
素ステ*8Vo1000, Da1000で星ひお金バフ*9が4枚鳴いている状態の思い出Linkの火力と、素ステがVo350, Da1300で夜夜中*10が4枚鳴いている状態の思い出Linkどっちが強いか。といったものです。アピール値はCe以外のステータスにも依存するので、どちらの場合も素ステが
Le, Da:Vo = 350, Da = 1300, Vi = 300
Vo, Vi:Vo = 1300, Da = 350, Vi = 300
Ce:Vo = (不定), Da = (不定), Vi = 300
として計算しました。その結果がこちら。
f:id:AmeRia:20191123035318j:plain

ちょっと見づらくて申し訳ないのですが、上段の"思い出アピール欄"が夜夜中バフの場合、下段の"保存アピール値欄"が星ひおバフの場合です。画像内のメモ欄にも書いてあります。
Voから見ていきましょう。まあ当然といえば当然ですが、星ひお4枚のほうが圧倒的に高いですね。同様にDa。当然夜夜中4枚のほうが圧倒的に高いです。気になるのはViですね。夜夜中のほうが高くなっています。アピール値計算式は主に掛け算を基本に組まれていますが、別属性との複合アピールの場合、当然ですが別の属性同士は足し算で計算されます*11。つまりDaにひたすら特化させて高倍率バフを乗せた方がViに対しては有効ということになります。少し論理が飛躍すると感じる方もいると思いますが、これが基本的には1極ユニットのほうが強いと言われる所以です。「下手に多色ユニットを組んでアピール値を均すぐらいなら、ひたすら1つに絞って不一致だろうが高アピール値を出そう」って考え方です。限ちょこ・限峰・Voアルスト・Daアルストが広く採用されている理由に繋がります。とは言えどもイルミネはユニットのコンセプト上多色バフが簡単に乗りやすく、また駅花星の高倍率2色パッシブのおかげでパッシブの6枠制限に囚われにくく、複数の属性に対して高いバフ値を乗せることができます。そりゃ限真乃強いです。当たり前ですね。
しかし1極編成には弱点があります。下手に高倍率全体アピールを撃ってしまうと、得意属性の審査員の満足度が一気に上昇しフェスマが非常に狙いにくくなるということです。一撃で不一致審査員に対して500kくらいもっていく*12なら話は別ですが、思い出リンクでもない限り普通の全体3.5倍ライブスキルでは不可能です*13。これを考えても限真乃は強いですね。環境の覇者たる貫禄を見せつけられています。

さて、また好き勝手喋っていると無駄に長くなってしまいますし、どんどんと脱線していきそうなのでこの辺にしておきます。2600字です。素晴らしい。
何か検証してほしいこと、書いてほしいことなどなどありましたらコメントなりリプなりくれると非常に喜びます。承認欲求の塊です。李徴にはならないようにしたい所存です。別のことを書き出さないうちに切り上げておきます。

それでは!

*1:思い出アピールは本体・追撃・Link追撃で構成されていますが、ここで解説するのは本体のみです。追撃に関しては通常アピールと同様です

*2:ゲーム内では表示の上では少数第3位が切り捨てられています

*3:思い出追撃には編成補正は乗りません

*4:通常アピールで言うところのPerfect相当

*5:そもそも思い出が撃てません

*6:アピール倍率2倍, 編成補正1.30

*7:思い出追撃VoDa1.5倍・思い出Link追撃VoDa1.5倍

*8:育成終了後のステータス。編成や配置のボーナスが入る前のステータスです

*9:VoDa50%UP

*10:Da100%UP

*11:単一属性の計算式内では掛け算が多く使われるが、複合アピールの場合の最終アピール値は単一属性の値の足し算。極端な話、基礎ステータスがVoもDaも同じであれば、Vo審査員に対してはVoDa1倍アピールとDa3倍アピール、またはDa1倍/Da200%UPは同じ値を示します

*12:グレ7審査員の興味値は1,089k,2019/12時点

*13:自分の限峰Da編成では低メンタル(残り10%程度)・低注目度(-50%以下)・高倍率バフ(500%)ができれば不一致473k出ます。限峰のスーパー高倍率(おおよそ6.3511倍)がなし得る技ですね。まあそんな状態にはそうそうなりませんが